報道関係各位
2023年9月20日、フランス観光開発機構は、ボルドーを中心に広がるフランス南西部 ヌーヴェル・アキテーヌ地方より来日した観光ミッションと共に、当地方の魅力と新着情報を伝える記者発表会を都内で開催いたしました。
ミッションを率いたヌーヴェル・アキテーヌ地方観光局会長 クリステル・シャッサーニュが冒頭の挨拶に立ち、「ヌーヴェル・アキテーヌはフランス最大の面積を持つ地方であり、多岐に富む土地であるが、その住民はどこであれ世界中の旅行者を快く迎え入れ、交流を大事にする気質がある」と発言。
「当地方が年間で受け入れる旅行者数は 3000万人、うち 2600万人がフランス人旅行者だ。もっともフランス人観光客が訪れている地域圏であり、彼らは最高のデスティネーションが自国の中にあることを知っている」と、自信を滲ませました。
ヌーヴェル・アキテーヌ地方観光局 北米・アジア マーケティング担当 セリーヌ・ブットは、「食文化」、「ユネスコ世界遺産と伝統工芸」をテーマとした行程を1本ずつ提案しながら、将来的にこれらのテーマで当地方が日本のメディアに取り上げられことを期待しつつ、取材協力の体制があることを呼びかけました。
セミトゥール社(ドルドーニュ県でラスコー洞窟をはじめ8つの観光施設の運営管理を行う)CEO アンドレ・バルべ
2016年12月にオープンした洞窟壁画国際センター(通称ラスコーIV)は年間40万人の訪問者が訪れるドルドーニュ渓谷の人気スポットだ。うち2割が外国人。今年から設定した新しいプログラムとして、一般見学が終わった後の貸切ツアーが人気。個人向け、グループ向けのどちらにも設定可能な当プログラムでは、訪問者は松明を手に洞窟内を歩く。見学の後で、地元のミシュラン星付きレストラン「グリシーヌ」のオーナーシェフ、パスカル・ロンバールが手掛ける本格ディナーが供される。ディナーの間もガイドが同席して、洞窟壁画の知識をリラックスした雰囲気の中で聞くことができる。
オービュッソン国際タピスリーセンター 館長 エマニュエル・ジェラール
当センターでは、ユネスコ無形文化遺産に登録されたオービュッソンのタピスリーの主要作品を15世紀から今日まで収蔵、展示する。
タピスリー技術を現代に継承するため、現代的なテーマを取り入れた大型のシリーズ作品の制作に取り組んでおり、現在は宮崎駿の想像世界を織り上げるプロジェクトが進行中だ。当シリーズの初期に織り上がった作品は2024~2025年にかけ、日本にて展示予定。展示作品や会場については詳細が決定次第、お知らせする。
日本からの旅行者受入れプログラムを実施したい。一般旅行者には2日間の滞在、学生にはサマースクールなどさらに長期滞在を提供し、オービュッソンのタピスリーの世界に深く触れてもらえるプログラムを実施したい。