プレスリリース
2024年1月29日
記者発表会には会場の逗子市と周辺の鎌倉市、葉山町の市長・町長も臨席された。【左から・敬称略】ローラ・ル・ゴフ(ヴァンデ・グローブ ジェネラルディレクター)、白石康次郎(DMG MORI SAILING TEAM)、ギヨーム・ジャン(ヴァンデ県議会第一副議長兼ヴァンデ・エクスパンシオン会長)、桐ケ谷 覚(逗子市長)、松尾 崇(鎌倉市長)、山梨 崇仁(葉山町長)、カレン・アレトリュ(ヴァンデ県観光局局長)
フランス観光開発機構は2024 年1月、神奈川県逗子市にて、大西洋に接するフランス西部のヴァンデ県ならびに、4年に1度開催される単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」の主催者とともに記者発表会を行いました。
ヴァンデ・グローブに2016年、2020年と2回出場し、2024年に3度目の出場を目指すDMG MORI SAILING TEAMの海洋冒険家 白石康次郎氏をゲストに迎えました。白石氏は2020年大会でアジア勢初の完走を果たしています。
記者発表の冒頭に登壇したヴァンデ県議会第一副議長兼、ヴァンデ・エクスパンシオン会長ギヨーム・ジャンは、白石氏が初めてヴァンデ・グローブに登場した時の印象について、「濃紺の袴を着け腰には木刀を差し、圧倒的な笑顔でそこにいた彼の姿は、ヴァンデの人々や応援に集まった数十万人の人の心に強く焼き付いた。以来、彼は自分たちにとって、日本、それも“素晴らしき日本”の象徴になっている」と語りました。今年はぜひ日本からヴァンデへ白石氏の応援に駆け付け、ヴァンデの旅も一緒に楽しんで欲しいと呼びかけました。とくに2024年は、ヴァンデ・グローブ第10回大会という節目の年であるほか、5月には国際花の博覧会「レ・フロラリー」がヴァンデ戦争の歴史が刻まれたシャボットリ―城で開催されることや、6月にオリンピック聖火が県内を通過するなど、ヴァンデ県にとってイベント豊富な年であることを強調しました。
ヴァンデ・グローブ大会のジェネラル・ディレクター、ローラ・ル・ゴフは、このヨットレースについて、「ひとつの海、ひとつの船、ひとりのスキッパー、それだけで構成される単純明快なコンセプトで、誰もが理解できるレースだ」と説明。その一方で、「海のエベレスト」と呼ばれるほど苛酷なレースでもあり、これまで完走できた人の数は宇宙に行った人の数より少ないと、レースの厳しさについて言及しました。外洋航海のあらゆる困難をたった一人で克服せねばならない状況は、まさにスキッパーを中心とした「ヒューマンアドベンチャー」であり、男女の差や身体のハンディキャップの有無に関わらず、誰もが同じ条件とカテゴリーで戦う世界で最もインクルーシブなスポーツ大会のひとつである、とも述べました。
続いて登壇した白石氏は、ヴァンデ・グローブを「日本で例えるなら箱根駅伝」とし、観客がトップから最終走者までを同じ熱狂度で応援する醍醐味があるとし、レースを通じて感動を共有したいと、2024年大会への意気込みを語りました。
ヴァンデ県観光局のカレン・アレトリュは、ヴァンデ・グローブの出発地とゴール地となるレ・サーブル・ドロンヌの見どころについて触れたほか、ヴァンデ県の観光的な魅力を「10の体験」に絞り紹介しました。
1) 広大な景色で解放感を味わう
2) 二つの島で魅惑の時を過ごす
3) 鰯の水揚港サン・ジル・クロワ・ド・ヴィを訪ねる
4) 緑のヴェニスと呼ばれる景勝地マレ・ポワトヴァンの水上散策
5) 味わいある小さな村を訪ねる
6) 田園風景の中オリエント急行の実車輛で旅する
7) 歴史テーマパーク、ピュイ・デュ・フーのスペクタクルに驚愕する
8) お城の暮らしを体験する
9) ワイナリーを訪問する
10) ヴァンデの食を極める
詳細はプレス資料をご覧ください。
ヴァンデ県観光局:www.en-vendee.com
ヴァンデ・グローブ:www.vendeeglobe.org
プレス資料
記者発表会時のプレゼンテーション
画像ご使用の際はクレジットをご記載ください。
ギヨーム・ジャン(ヴァンデ県議会第一副議長兼ヴァンデ・エクスパンシオン会長)©Hikaru Ogawa
カレン・アレトリュ(ヴァンデ県観光局局長)©Hikaru Ogawa
ローラ・ル・ゴフ(ヴァンデ・グローブ ジェネラルディレクター)©Hikaru Ogawa
白石康次郎(DMG MORI SAILING TEAM)©Hikaru Ogawa
ヴァンデ・グローブ2020年スタート時 ©Vendée Globe - Alea - JL.Carli
シャボットリ―城©A.Lamoureux
ピュイ・デュ・フー ©Arthur Aumond
ノワールムーティエ島の塩田©S.BOURCIER
ユー島(空撮)©A.Lamoureux
ヴァンデ県の特産品(塩、鰯の缶詰、「サヴール・エ・ナチュール」のショコラ、自然派石鹸 ©Hikaru Ogawa
「緑のヴェニス」と呼ばれるマレ・ポワトヴァン ©J GAZEAU_CMJN
ノワールムーティエ島のシェフ、アレクサンドル・クイヨンはミシュラン2023で唯一3ツ星に昇格したシェフ©S.BOURCIER
ワイナリー「ヴィニョーブル・ムーラ」での試飲 ©S BOURCIER
デザイン性の高い鰯の缶詰はお土産に人気 ©S BOURCIER
田園風景を走るレトロな列車 ©J GAZEAU_CMJN
当リリースのお問合せフランス観光開発機構 広報担当 増田真由美 mayumi.masuda@atout-france.fr
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