リヨンの街で至る所で目にするのは、フランス料理界の巨匠ポール・ボキューズの写真や肖像画。街の中心地、ベルクール広場(La place Bellecour)にあるリヨン観光局の中には、ボキューズの銅像まで! 地元の人には、ムッシュ・ポール(ムッシュは、苗字の敬称ですが、先生は名前が続いてしまう程、街の人に親しまれています)と呼ばれ、この地元出身のシェフがいかに愛されているかが分かります。料理人への敬愛心からも量れる地元料理への愛情は、ブションと呼ばれるリヨンの郷土料理を出すビストロが多く存在することからも伝わります。
ポール・ボキューズのカジュアルレストラン「Le Sud」。
リヨンに着いて早速のランチはリヨンと言えば・・・のポール・ボキューズのブラッスリーへ。大御所のお店に2人ともワクワク。どのお皿も余白が見えないくらいのボリューム感。最後のデザートまでビッグサイズでしたが、しっかり頂きました。このお食事のどっしり感が、まさにリヨンスタイルです。
ボキューズの料理・ホテル学校では、短い時間しか取れない観光客へもお料理教室を開いています。プロの使うキッチンで、プロの道具や技を目の当たりにして新鮮な時間。フランス人がよく行う「アペロ」用の軽食を習って、フランス文化を体感。
INSTITUT PAUL BOCUSE(英語サイト)
初日の夜は、リヨンの街を一望できる一つ星レストラン「Tetedoie」へ。やはりリヨンスタイルで、美しい料理でありながらボリュームはしっかり。前菜で出てきたフォアグラのテリーヌを食べて既にお腹が一杯になる2人。お魚・お肉と続き、お腹がパンパンに膨らんでも、デザートはしっかり頂きながら美食の街リヨンの洗礼をしっかりと受けました。
ベルクール広場すぐそばのホテル、グローブ・エ・セシルへ宿泊。初日1日目の終わりには、すっかり疲れてヘトヘトでもギリギリまで遊びたい・・・という心境に大変心強い、非常にアクセスの良い便利な場所でした。こじんまりとして可愛いホテルです。
Globe et Cecil(英語サイト)
リヨン市民の胃袋、ポール・ボキューズの名前を冠したマルシェ。大変名の知れたチーズ屋、ソーセージ屋、お肉屋に一度にアクセスできるこちらには56店舗ものお店があり、あらゆる食材に出会えます。この場で食べられるテーブルもあり、食べたいものがありすぎてつまみ食いが止められません・・・。
リヨンと言えば、「ブション」。リヨンの典型的な郷土料理を出すビストロのことを言います。そのブションで有名なお店「Daniel et Denise」へランチへ。付け合せもマカロニグラタンと揚げたポテトで、これが止められない美味しさですが、あくまでも付け合せ・・・。
新しく綺麗に改装したリヨン観光局は、日本語のガイドさんのサービスもあります。街の案内はガイドを頼んだお陰で、エキスパートの力でしか知れない、ローカルな場所も背景を知りながら訪ねることができました。観光施設とメトロやケーブルカーにも乗れるリヨンカードも手に入れて、街の散策も快適。
リヨン観光局日本語サイト