カナル・デ・ドゥー・メールで橋の上の水路を渡る

地中海と大西洋を結ぶドゥー・メール運河。プラタナスの木立に囲まれた世界でもほかに類をみない壮大な人工水路で、世界遺産のミディ運河とガロンヌ運河の2つから成っています。
セートからトゥールーズまでの214kmをミディ運河、トゥールーズからモンテッシュ、モワサックを通じてガロンヌ川河口までの200kmがガロンヌ運河。
17世紀に作られ1万2000人もの人力をもって、川沿いに4万5000本の木を植え、水道橋など350もの建造物が作られたというのだから驚きです。

現在、運河は観光船が行き交うようになりました。
タルン川にかかるカコール橋の上にガロンヌ運河が流れ、そこに船が渡る不思議な光景を見ることができます。

大スケールの2つの運河を
遠くから見るか、乗ってみるか?

17世紀の産業革命を支えたミディ運河は、南仏のワインを飛躍的にヒットさせるなどの功績がありましたが、鉄道が登場するとその役割を終えました。
現在では観光客を乗せて遊覧船が運河を行き来し、かつては運河まで船を引いた馬が歩いた側道は、ジョギングや散歩を楽しむ人々で賑わっています。
観光者にとっては、運河を移動手段に使うことで一味違った旅が体験できそう。トゥールーズやモワサックといった観光地を通るガロンヌ運河、カルカッソンヌ、トゥールーズへ行くならミディ運河を。
壮大な運河は見るだけでなく船に乗り当時の気分を体感できる世界遺産です。

写真提供:© CRTMP_D-Viet